吉成カフェ“
Zacばらん”(Z:zest, A:action, C:coordination)と称し、
気楽なサロン形式の会を定期的に行います。
研究シーズを事業化するために参考となるような企画をしています。
| 【日 時】 |
2009年9月28日(月)18:00〜20:00 |
| 【会 場】 |
JSTイノベーションプラザ宮城 2階 交流ラウンジ
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| 【話し手】 |
富田孝司氏 東京大学先端科学技術研究センター 客員教授
元シャープ(株) 常務取締役、技術本部フェロー |
| 【テーマ】 |
エネルギー開発戦略を語る!
“グリーンテックにみる日本の電機産業の成長戦略” |
| 【内容】 |
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| 自ら手がけてこられた“太陽電池”を中心に、日本のエネルギー戦略について、その根幹となる、イノベーションのあるべき姿や国際化の重要性についてお話を頂きました。 |
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太陽電池の開発から産業化の歴史を振り返ると、日本は世界に先駆けてサンシャイン計画という国家プロジェクトを立ち上げ、数年前まで世界を独走してきました。しかし、最近になって日本の半導体産業が世界での主役の座から滑り落ちていった同じ道を、エレクトロニクス産業も歩み始めました。 |
| その原因として、各国の優遇政策の差もありますが、生産工程を見ると、日本のメーカーは上工程から下工程まで一貫して手がけるのに対して、海外のメーカーは“国際化”に長け、得意な工程のみに特化し、それ以外は国外から調達するという、戦略の差が大きいことが挙げられます。
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今後のエネルギー戦略においては、再生可能エネルギーの中でも、太陽電池の重要性がますます高まることが期待されます。それを実現するためには、20%前後の太陽光発電効率を、蒸気タービンと同等の60%という究極の目標に挑戦することが必須です。 |
| そのためにはイノベーションが必要ですが、次々と目先の変わった材料に取り組むのではなく、例えば現在の材料(シリコン)について、完全結晶化を目指すことが、“真のイノベーション”であり、(設備投資額が大きく、イナーシャも大きい)産業界にも恩恵をもたらします。 |
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イノベーションを実行する上で重要な役割をはたす産学連携ですが、最近の風潮であるお金を使うの
ではなく、“頭を使う”ことが大事であり、それが今後の日本の生きるべき道であると思います。
富田孝司先生のご紹介
| 1974年 3月 | 京都大学工学部金属学科卒業 |
| 1974年 4月 | シャープ(株)入社 |
| 1996年 6月 | シャープ(株)技術本部エネルギー変換研究所 所長 |
| 1997年 4月 | シャープ(株)ソーラーシステム事業部長 |
| 2004年 4月 | シャープ(株)ソーラーシステム事業本部長 |
| 2004年 6月 | シャープ(株)取締役 |
| 2006年 4月 | シャープ(株)常務取締役 |
| 2007年 6月 | シャープ(株)技術本部フェロー |
| 2007年11月 | 東北大学客員教授 |
| 2008年 6月 | 東京大学先端科学技術研究センター客員教授 |
研究分野:
シャープが太陽電池セル/モジュールの販売において7年間世界一となる事に貢献し、ソーラー関連事業の売上げを2006年には15億ドル(約1500億円)にまで伸ばした。この間、結晶シリコン太陽電池セル/モジュール、金属シリコン精製プロセス、アモルファス/微結晶シリコン薄膜太陽電池成膜プロセス、宇宙用を含めたV-X族の化合物半導体太陽電池、インバータ、太陽光発電システム、等において新規技術を開発し続けてきた。これらの経験を活用し、太陽電池の高効率化、低コスト化を主とした研究開発をサポートすると同時に、海外の有力な研究機関との協業をコーディネートする事に注力する。材料そのものの物性制御やデバイス構造制御、さらにはセルプロセスの簡易化・高速化など、やるべき事は多く、その先に、発電効率40%以上、発電単価7円/kWh以下の太陽電池の可能性が見えてくる。
東京大学先端科学技術研究センターHPより
【第二回進行係】藤田慶一郎(JSTプラザ宮城 科学技術コーディネータ)
【世話係】小池美穂(JSTプラザ宮城 事務参事)